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zoom RSS 週刊朝日の橋下騒動

<<   作成日時 : 2012/10/22 02:22   >>

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前回のブログから大分日にちがたってしまいました。
丸3週間近く開けてしまったことになりますが、この間、色々と世間をにぎわす問題が起きていたのでそのうちの1つ、週刊朝日による橋下市長関連連載記事をめぐる騒動について、かなり遅めの反応ではありますが自分なりの考えをまとめておきたいと思います。

問題としては、週刊朝日に掲載された、ノンフィクション作家の佐野眞一さんらによる連載記事「ハシシタ」が、被差別部落に対する差別を助長させる記事であるとして、その親会社である朝日新聞に対して橋下市長が取材拒否をしたことで問題が大きくなりました。
その後、この抗議を受ける形で週刊朝日が編集長名で謝罪。連載も掲載を中止という運びになり、終息という事になっています。

この問題、とりあえず、私個人の記事に対する感想としては、多くの方が言っているように一線を越えていると感じました。ネット上の一部ではこのような主張も見受けられましたが、始めから「DNAをさかのぼり本性を暴く」としており、(私は事実かどうか詳しく知りませんが、橋下市長の主張通り、幼いころに両親が離婚していて父親についてはほとんど記憶もないくらいしか面識がないとのことであれば、橋下市長の人格形成に離婚して離れ住みほとんどあったこともない実父が強く影響していることは考えにくいにもかかわらず)そうした事実関係を述べることなく父親の人物像を表すことにより、橋下市長の人格形成が遺伝的な要因によってなされたものであるかのような、恣意的に読み手を誘導する偏った書き方がされていると強く感じました。
しかも確認のしようがない第三者の主張を、その第三者が語る通りに記述して報道することが許されるのであれば、同時期に起こった読売新聞のiPS誤報も、ある人物は手術をしたと主張しているのだからOKという事になってしまいかねません。

ただ、一方で、どう考えても週刊朝日の対応も、言論機関としての今後を考えたとき、あまりにも大きな問題を残すものだったと思います。
もともと、橋下市長のようにあらゆる対象に議論を挑んでいる相手に対してあれだけの記事を書くのですから、それ相応の反応があることは覚悟していたはず。にもかかわらず、まるで「ここまで相手が反論してくるとは思わなかった」というようなあわてっぷりはあまりにもお粗末でした。(まさか、あれだけの週刊誌を発行している出版社が、本気であの内容を掲載して人権問題という反論が出てくるとは思ってもいなかった、とは考えられません。というか考えたくありません…)
2回目をお楽しみに、などとツイッター上で大きく宣伝しておきながら、連載2回目すら掲載することが出来ずに自分の主張を撤回して謝罪する。ここに至っては、権力を監視することが求められる民主主義国家の言論機関の対応として、あまりにもひどい前例を残してしまったことになりかねないのではないかと危惧されます。

執筆中心メンバーの佐野さんの作品は、ダイエーの中内元会長を題材とした「カリスマ」を読んだことがあるだけですが、それすら個人的には色々ととっつきにくいところがあり、途中で挫折しました。ただ、その微に入り細に入り調べ上げているその調査能力はすさまじいものがあるな、と感嘆していました。
そうした経験豊富な方の記事だっただけに、ああした書き方ではなく、もっと違った切り口で橋下市長を描き出すような方法があったはずだと思うと残念でなりません。

第1回の記事の出し方や表現は一線超えてしまったものだったという事は素直に謝罪したうえで、一定の手直しを加えて連載そのものは継続し、自分たちが主張する内容は最後まで主張する。
それが週刊朝日がとるべき対応だったのではないかな、と思います。


以上、いまさら感はありますが、自分なりに一連の騒動について感じたことでした。

========================このところの気になるニュース
米ニューズウィーク、全面デジタル化へ=紙媒体、80年の歴史に幕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121019-00000000-jij-int&1350604942

17歳の金正日の孫「祖父が独裁者であることを知らなかった」
http://japanese.joins.com/article/573/161573.html



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