[レビュー] EKEN W70

会社の業務で使うために購入した中国製Androidタブレット、いわゆる中華PADが手元に届いたのでこっそりレビューしようかと思います。

製品は、EKEN というメーカーの W70 です。

EKENは、2,3年ほど前の、Android初期のころはM001やM003、M009といった製品を出していて日本国内でもそれなりに販売されていたんですが、最近では、中国製PADを取り扱う業者さんでもすっかり見かけなくなりました。

リンク先の公式ページを見るとわかりますが、このW70という機種、実はWindows8ライクなインターフェースを搭載していることをうたい文句にしている機種です。
ところが、日本語のAndroid系情報サイトでは、この、Windows8ライクなAndroidを搭載した端末は「A70」という名称で公開されています。(参考: http://gpad.tv/tablet/eken-a70/

で、いったいどっちが正しいんだ?ということでメーカーにメールを送って直接聞いたところ、返答は、「A70は普通のAndroid、W70がWindows8ライクのインターフェースにカスタマイズしたAndroidだよ。」とのことでした。
なので、今回、W70を購入したので、てっきりこのWindows8ライクなインターフェースの物が届くものだとばかり思っていたのですが…手元に届いた物を見ると、それはもう、実に純正そのもののAndroidです(苦笑)
おそらく、この辺の、いわゆる(悪い意味での)中国企業らしさが敬遠されて、日本国内の中華Pad取り扱い業者からも敬遠されるようになったのではなかろうか、と推察いたします…。
(ちなみに、端末の情報を見ると、チップセットはWM8850となっているので、端末としては間違いなくW70のはずです)

といった前ふりの上で、以下、ごらんいただければと思います。
ちなみに、この端末を購入したのは、 HONGKONGGEEKという海外の通販サイトで、9月4日現在のお値段は $70.90 のようですね。


それでは、早速実物を見て見ましょう。

画像箱の正面

画像箱の前面

画像左側面

画像右側面

画像裏面

画像後ろ面


梱包はすでに捨ててしまいましたが、エアパッキン(プチプチ)でぐるぐるまきにされ、さらに黄色いビニールテープでぐるぐる巻きにされて届きました。
で、にもかかわらず届いた状態ですでに箱には大きな凹み傷がばっちりついてました。(苦笑)さすがに香港からの旅は長すぎた、ということでしょうか…


で、開封後の初期付属品はこちら。

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本体のほか、ACアダプタと、USBケーブルと、付属品はいたってシンプル。ほかには、説明書(英字のみ)と、液晶保護シートが最初からついていました。正直、液晶保護シートがついているのはちょっと意外でした。

しかし、それ以上に最大の誤算はこれ!

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なんと、ACアダプターが、ユーロタイプの円柱型のソケットだった…orz
もう、なんとコメントすればいいのかすら思いつきませんが、とにもかくにも。日本国内ではこれでは使えないので、仕方なく、手元にあった別のタブレットのACアダプターを使って稼動させるようにしました。ちなみに、5V-2Aです。

さて、続きましては、本体裏面。

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某豚が出てくるアニメではありませんが、まさに「軽薄な赤」って感じの色合いです。

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こちらは本体上部のボタン。一番右が電源、その隣の細長いのがボリュームコントロールです。写真左側にある、刻印のないへこみは、なにやらボタンになっているようなのですが、説明書にも記載が無く、なんだか良くわかりません。おそらく、リセットボタンか、イメージを書き買える際のリカバリーボタンか何かではなかろうかと…。

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こちらは本体側面。
右から順に、マイク、micro-USB、HDMI、USB、イヤホン、マイクロSD、電源コネクタとなっています。

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今回この機種を選んだのは、この画像の左側に写っているUSBがあるから。7インチの端末でフルサイズのUSBホストがついているタブレット端末って、このメーカーの機種しかないんですよね。




同じメーカーのこちらの機種も、USBポートを持っているのですが、この型番はすでにメーカーサイトから消えていて、保証もいつまであるか微妙だな、という気がしたので、あえて、多少入手しにくくても、新しい物を選んだ次第です。

それでは、充電も完了したところで、早速電源を投入します。

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起動中。ICSのロゴマークが線画で描かれています。
しばらくすると…
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その線画が、塗り絵のようにだんだんと埋まってきました。
で、すっかりICSロゴが完成したかと思ったら…
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今度は画面に水滴がたれるようにゆらゆら揺らめいています。

妙に凝った作りのオープニングムービーが終わった後、画面を見て見ると…

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先ほどもいいましたが、もう、見事なまでに完璧なAndroidの画面です(苦笑)
最初からスクリーンショットが取れるアプリが入っていたので、以下、スクリーンショット画像を使ってレビューを進めます。

まずは初期登録されているアプリの一覧から。

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アプリは2画面の半分くらいまで。
ブラウザやメールと言った基本アプリ、画像管理や音楽管理など、一般的なアプリから、良くわからない中華系のアプリがいくつか入っています。
また、なぜかこのアプリ一覧には入っていませんが、デスクトップが面にはGoogleのPlayストアアプリも表示されていて、公式PlayStoreにしっかり対応しています。
そして、一覧を見ていただければわかりますが、中華PADでは標準でインストールされていることも多いSuperUserやSuperSUなどのrootを取得するためのアプリはインストールされていませんでした。

ということで、標準ではrootを取得することはできなさそうです。ただ、ADBではrootになってアクセスすることはできそうですので、手動でSUをインストールしてやると取れるかもしれません。この辺はもう少し情報を集めたりいろいろ試して、できたらまた改めてご報告したいと思います。

設定画面の項目をいくつか見て見ましょう。

まずは言語設定。
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はじめから言語選択の一覧に「日本語」が入っているので、選ぶだけで日本語化されます。

次にタブレット情報。
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型番にあたるモデル番号は「WM8850-mid」。midはEKENではミドルサイズタブレットということで、7インチ端末をさすようです。

次に入力。
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日本語キーボードはデフォルトでは入っていません。ただし、GooglePlayに対応しているので、Shimeji、ATOK、GoogleIMEなどなど、お好きな日本語入力アプリをインストールすればすぐに利用することができるので、難しいことはまったくありません。
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次は通信です。
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Wi-Fiのほかに、Erthernet、PPPoE、3Gの設定項目が。Erthernetは、USBホスト機能があるので、USBでアダプタを接続し、有線ネットワークを使う場合に使うものと思われます。
PPPoEについては、どのように使うのか、正直ちょっとわかりません。Erthernetを使って接続しながら、ルーターなどを介さずに直接接続する場合、ということでしょうか…。ちなみに、キャプチャーはしていませんが、設定としては[Username] [Password] [Connect]があるようです。
3Gについては、USB接続する3G dongleに対応しているとなっています。dongleのサポートリストも端末内で確認することができ、HAUWEIやZTEなどの3G dongleを使えば、3G回線によるネットワーク通信も可能なようです。WCDMA,CDMA-200,TD-CDMAに対応していて、リストの種類は30くらい表示されていますので、対応機種は結構多いのではないでしょうか。

それから、こちらはmicro-USBを使って、PCと接続したと記の画面。
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仕事で使っているほかのタブレットではこんな画面観たこと無かったんですが、最近のはだいたい出てくるものなのでしょうか。
標準では真ん中の[Mass Storage]になっていて、USBメモリー的にPCから端末の中身がのぞけて、上の[USB debugging]にすれば、PCからADBでアクセスできるようになるわけですが、下の[Install Driver]を選択すると、PCのほうに自動的にADBドライバがインストールされました!これ、開発者にとっては何気にうれしいオプションじゃないかと思います。

※このあたりは、端末上に表示されていますが、使用できる端末などが手元に無いため、実際に接続したりして稼動を確認したわけではなく、また、私の端末で動作を確認した項目につきましても、すべての端末で動作することを保証するものではありません。ご注意ください。


それでは最後に、一番肝心な使用感はどうなのか、というところですが。
とりあえず、ざっと使う分には、まったく不満はありません。
反応も特段悪いところは無く、最近のスマートフォント大差ない感じで動いてくれます。
ゲームなどはプレイしていないので、実際のところは良くわかりませんが、安兎兎ベンチマークをためしてみたところ3149のスコア。
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まぁ、もちろん、高価なハイスペックマシンとは比べるべくも無い数値ではありますが、このサイズのタブレットで、しかも値段が約6000円程度だということを考えれば、十分満足できるレベルのスペックではないかと思います。

ただ、EKENの端末が他社メーカーよりワンランク低いのは、バッテリーの容量スペックが少ないという点が理由のひとつにあります。
その問題のバッテリーについては、Wi-Fiに接続済み、画面はスリープしている状態で、何も操作せずに放置していただけなのに、約3時間で残り10%まで減少していました…。
確かに、通常のタブレット端末と比べると、かなりバッテリーは少ないようです。その分、本体そのものもだいぶ軽くなっているわけですが、5VなのにUSB給電での充電ができないことを考えると、持ち歩きようというようりは、実質屋内向けかな、という印象でしょうか。

それから、まったくの余談となりますが、同が管理をするアプリの「My Video」を開いたら、サンプル動画としてなぜか少女時代のPVが丸々一本入っていました。果たしてこれは正規の物なのかどうか、ちょっと悩ましいです。(苦笑)
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そのほか、何か知りたいことがあれば、コメント欄など活用してお気軽にお尋ねください。
普段会社においている端末なので、返答は遅れるかもしれませんが、できる限りお答えしたいと思います。

それにしても、中華PAD、一昔前と比べると、本当に安さを維持したまま、格段に質が良くなりましたよね。この調子でどんどん性能がアップして、日本国内でも価格競争を活性化させてもらいたいものです。

では。

=========================今日の気になる情報
Kindleストアが日本で既にオープンしていた?
http://art2006salt.blog60.fc2.com/blog-entry-1290.html

米国で開始の新規格「スーパーWi-Fi」、世界に普及するか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120903-00000039-jij_afp-int&1346665863

山手線トレインネット
http://www.yamanoteline-trainnet.jp/pc/index.php

3人に1人が死ぬハンタウイルスにヨセミテ宿泊客6人が感染、2人死亡、1万人に感染リスク
http://www.gizmodo.jp/2012/09/post_10826.html

Android搭載の21.5型ディスプレイ端末、9月6日発売
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120903_557213.html




この記事へのコメント

よっしい
2012年10月04日 10:22
はじめまして!
私もこの機種の購入を検討していて、大変さんこうになりました。
ありがとうございます。
やはりバッテリーが・・・ですね。3000mAHの増量タイプもあるようですが、こちらは標準タイプですか?
あとW70とA70の違いはUIの違いではなくCPU(SoC)の違いだと思います。他にC70とか、まだ流通を確認していませんがD70というのもあるようですね。
Kim
2012年10月04日 20:08
はじめまして。
確かにメーカーサイトを見ると、オプショナルで3000mAhの記載がありますね。
販売店からは何の連絡もなかったため、おそらくノーマルタイプなのだろうと思います。
実は私は、いろいろと探した結果、HONGKONG GEEKのサイトでやっと販売しているのを見つけて、当初はD70を注文したのです。
ところが、注文して2,3日後に、販売店から「発送前のテストで、問題が見つかったから送れない。似たようなタイプでW70があるんだけど、こっちでどう?」というメールが送られてきて、仕方なくそちらに変更した、という経緯がありました。(苦笑)
このため、自分の手元にある端末が本当にW70なのかどうか、自信がなかったのですが、記載のとおり、CPUがWM8850となっていましたので、間違いないと思います。

今、メーカーサイトを見ると、D70の隣に、D70+というなぞの端末が新登場してますね(爆)
こちらはカメラ付のD70タイプ、と言うことのようです。
バッテリーは変わらず2300mAhのようですが…

もし、購入後bootをいじるなどの改造をされるのであれば、私は失敗して下敷きを作りました。
最終的には回復できたのですが、経緯はこのページ http://blog.goo.ne.jp/are_001/e/8c448643445e463516d291f70e22ff77 でやり取りした記録が残ってますので、参考になろうかと思います。(コメント欄のKimが同じく私です)

以上のように、メーカーとしてはあまりにも中国企業らしい中国企業そのままのイメージでそれなりに不安を感じますがw 製品そのものは、コストパフォーマンスで考えれば十分満足できるものだと思います。
ご購入の際にはどきどきわくわくを普段より割り増し気味で楽しんでください。w
よっしい
2012年10月05日 10:23
アドバイスありがとうございます!
購入はAliexpressでするつもりですが、中華のMID系メーカーはいずこもブランド管理がエエ加減なのでコピー品が多数出回っていて真贋判定が難しいですね~ まあこれも中華PADの楽しみのひとつなんでしょうけど…
D50+、確認しました! D50無印との違いは何なんでしようね?
jellyBeanなのはちょっと惹かれますがW70の方がパフォーマンスは上なので買うならW70でしょうね~(そのうち4.1個件も出るでしょうし)

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    Excerpt: ブログを始めてまだ1カ月程度というのにすでに一週間もの間をあけてしまいました(苦笑) 継続って難しいですよね。 特に、必要に迫られていない物事を、自分の意志で継続するって本当に大変です。 …私の.. Weblog: ヤメ記者SEの徒然なるままに… racked: 2012-09-26 23:26

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