ヤメ記者SEの徒然なるままに…

アクセスカウンタ

zoom RSS [書評] 文明の生態史観

<<   作成日時 : 2018/02/12 17:59  

トラックバック 0 / コメント 0

2月の3連休、皆さん、いかがお過ごしでしたか。

私は会社の緊急対応当番だったこともあり、もっぱらハイラルの大地を冒険する3日間でした…。
いや、もちろん、ゲームばっかりではなく、この間も平常スケジュール通りパートに出ている妻のために料理したり食事したりしてましたよ!
ただ、実際、前評判通り、ものすごいゲームです。
これだけのゲームを出されちゃうと、外のゲームメーカー(特にRPGとかやってるところ)なんかは大変だろうなと。
このところゲームからとんと離れていたのでそんなにエラそうなことが言えるわけではないですが、間違いなくゲーム史の1ページを刻んだ作品だと思いますので、だいぶ出遅れた感はありますが、こちらもそのうちご紹介したいな〜などと考えています。

というどうでもいい話はさておき、1月末のブログで予告していた表題の本を読みましたので書評をば。


文明の生態史観ほか (中公クラシックス)
中央公論新社
梅棹 忠夫

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 文明の生態史観ほか (中公クラシックス) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



作者の梅棹忠夫さんは、国立民族学博物館の初代館長もつとめた、日本の戦前、戦中、戦後を代表する知識人のお一人。
元々名前は聞いたことはありましたがちゃんと著作を読んだことはなく、昔、誰だったかにこれだけでも、とオススメされていたのをふと思い出したので借りてきて読んでみようと挑戦してみました。

で、正直に申し上げますが、上の作品は論文をまとめた著作集になっているのですが、途中から宗教方面の話へ進んでいったあたりで読むのがつらくなって挫折してしまいました。

ということで、前半部分で自分なりに気になったポイントをまとめておこうと思います。

まず、著作は50年以上前に書かれた書籍とあって、当然ながらインターネットのような話は出てこなければ、中国の経済成長なんかも全く出てきません。
日本が高度経済成長を遂げた直後くらいの時期じゃないかと思いますが、日本において明治維新の文明開化以降、欧米化と言われる急速な発展がなぜ成功したのか、また逆に日本以外の国ではなぜ同様の手法による文明の発展が成功しなかったのか、という点について主に述べられています。

新世界と言われた米国を除き、旧世界に焦点を当ててみると、欧米化という手法で文明が発展できたのはユーラシア大陸の西の端にあるイギリス・フランス・ドイツ・イタリアといった国々、そして最東端にある日本のみ。
このことから、世界を「東洋」と「西洋」の東西に分けて考えること自体が、文明の発展の系譜を見るに無理があるのでは無いかとし、これら文明が発展した地域を第一地域、それ以外のアジア・中央・東ヨーロッパ地域を第二地域と呼び、それぞれ何が異なっていたことでこのような結果の違いがあったのかを解き明かそうとしています。

結論からまとめると、著者の主張では、第二地域に属する地域では、とかく他国からの侵略が頻繁に行われ、一定の文化・文明が花開いたとしても数十年単位で次の侵略者に徹底的に破壊触れてしまうことで根付くことがなかった。
これに対して第一地域では争いがなかったわけではないが、独自の文化を数百年にわたってはぐくみ根付かせた歴史があり、そこに確立されていた封建的な社会制度を国民が自らの力で打破した革命の歴史がある。
洋の東西という地理的には最も離れた地域にあるにもかかわらず、こうした共通点のある歴史を歩んできた地域だからこそ、資本主義や産業革命の恩恵を受け入れ、自らの文明に取り込むことに成功することが出来たのではないかという話でした。

主張がなされて既に50年以上経過していることから、その後の世界の動きを鑑みるとどうなんだろう、という事を思わないわけでもありませんが、ただ、ひとまず主張には首肯される部分も多くあり、面白い考え方だな、と非常に楽しく読むことが出来ました。

古典的な作品として興味本位で読んでみた作品でしたが、こんな風な歴史の見方があるんだな、という自分が世界を見るときのひとつの土台を補強してくれるような作品なんじゃ無いかと思いますので、未読の方は何かの機会に読まれてみてはいかがでしょうか。

次回は、百年文庫の次の作品を借りてきているので、そちらのほうか、またはゼルダの伝説もだいぶ進んできましたので、そちらか、どちらかをご紹介したいと思います。

ではでは〜〜〜〜〜〜。

===============================気になるニュース

足りない数百票、勝手に白票扱い 甲賀市、衆院選で不正

漫画家・白土三平さん 心は「飛んでるぜえ」 「カムイ」から自由に

古代マヤ人が封印した秘密トンネル、「地下世界への入り口」か

ビットコイン爆弾「テザー問題」を眠い声で説明するよ

自分のクローンを作って爆発的に増える新種のザリガニ

金・銀・プラチナは宇宙のどこからやってきた?

デンソー:及川卓也氏と技術顧問契約を締結

F1が生体計測グローブを導入、ドライバーに着用義務

米国でベーシックインカムの費用をAI企業に求める声



知的生産の技術 (岩波新書)
岩波書店
梅棹 忠夫

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 知的生産の技術 (岩波新書) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



情報の文明学 (中公文庫)
中央公論新社
梅棹 忠夫

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 情報の文明学 (中公文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
[書評] 文明の生態史観 ヤメ記者SEの徒然なるままに…/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる