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zoom RSS [映画評] 帰ってきたヒトラー

<<   作成日時 : 2016/07/11 22:28   >>

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本日は代休を頂いてお休みだったので、久しぶりに妻と二人で、先日知人にご紹介頂いた映画「帰ってきたヒトラー」を、観てきましたのでその感想を。

ストーリーは、端的に言ってしまえば、第二次世界大戦で敗北して自殺する直前のヒトラーが、現代にタイムスリップして生きていたら…という物。
物語の設定としてはよくある話だし、特筆すべき物では無いのですが、やはり対象者がヒトラーというのがポイント。
現代に来たヒトラーに対して、周囲の人々は彼をモノマネ芸人だと思い込んで、テレビに出演。人気者として引っ張りだこになるというもの。

原作は2012年にドイツで発表された小説らしいのですが、小説とは結末のストーリーが異なるようです。

そして映画独特の手法として感服したのが、ヒトラー演じる俳優がそのヒトラーの扮装をしたまま、町中へ出て、様々な人々の反応をそのまま撮影し、映画で使うという、ドキュメンタリータッチの手法が随所に埋め込まれていること。
中には、ドイツの現代の極右政党の党首らに直接インタビューをしたりと言うことまでされており、このため、観客達はある意味、どこまでが実際のドキュメンタリーでどこからが脚色されたフィクションの作品なのかが曖昧に受け止めてしまう作りとなっているところ。

ヒトラー役を演じているオリヴァー・マスッチさんは、パンフレットによると「ほとんど無名なのに名優」という条件で見つけてきた舞台俳優とのことで、その演技力はさすが。
まるで記録映画の演説でも観ているかのような迫真の演技力です。

劇中、徹頭徹尾、嘘偽り無く自身の事を話しているヒトラーに対して、周囲の人々は当初は笑いのネタとして面白がりつつ、次第にその主張に感化され、変化していく。

その様子を第三者として見ている観客としては、中盤から後半にかけての世間の反応が、昨日の日本の参院選や、米国の大統領選に観られるような社会の極右化を象徴しているかのようで背筋に悪寒を感じずにはいられませんでした。

第二次世界大戦の悲劇は決して怪物のような男が一人で起こした物では無く、一人の人間を支持し、彼に権力を託した民衆があって、初めて起きえた悲劇なのだと言うことを忘れないためにも、多くの人に観て頂きたい作品だと思います。

全国的にはまだまだこれから公開する地域もあるようですので、お近くで公開の歳には是非。

ではでは〜〜〜。



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