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zoom RSS [雑記] 電子書籍のススメ

<<   作成日時 : 2012/11/13 00:20   >>

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そのうちいつか書きたい、と思っていたのが、ここにきて急にいろんな端末などが出てきたので、このタイミングで書いておこうと思います。
まだしっかりまとまっているわけではないので、だらだらと何回か続けるシリーズもののエントリーになろうかと思いますので、お時間があれば長い目で見て、お付き合いください。

タイトル通り、電子書籍に関する話です。

以前のエントリでも書きましたがKindle/Kobo/iPad miniと、このところ、いわゆる電子書籍リーダーとしての用途に適したタブレットやE-ink端末が続々と発表されています。
ここにきて、ついに国内のメーカー系から、しかもコンテンツダウンロードに無料でWiMax回線を使える端末が登場しました。
WiMAX搭載 電子書籍専用端末『BookLive!Reader Lideo(リディオ)』
http://www.uqwimax.jp/annai/news_release/201211071.html


この辺、こちらのページを見るとかなり詳しく書いてあるのですが、まぁ〜、いろいろ出すぎていて訳が分からなくなります。
電子書籍端末一覧
http://www7b.biglobe.ne.jp/~yama88/tm_10.html


更には、海外での話題ですが、1ユーロ端末(約1000円)、なんてものが登場する予定まであるそうで、この金額が本当に実現できるのであれば、それはそれは、既存出版業界にとって大いなる脅威になるのではないか、と思ったりします。
英The Guardian紙が“1,000円E-Ink電子書籍端末”のTxtr Beagleを事前入手、実機レビューも高い評価
http://hon.jp/news/1.0/0/3874/

メーカー系端末としては、SONYのリーダーとSHARPのGALAPAGOSが有名なところですが、どちらも、そこそこ、というところで、今一つぱっとしない印象です。
個人的には、前職の時に仕事として関わっていたという事もあり、GALAPAGOSの自動配信システムなんかはかなりいい感じだったと思っているのですが…
やはりいかんせん、タブレット端末で、となってしまうと、操作性や慣れなどの問題や、液晶画面を長時間見続けるのがつらい人なども多いでしょうから、なかなか紙で読書を楽しんでいるすべての人に受け入れてもらう、というのは難しいのかな、と思います。

そこへ行くと今回の端末は、E-ink端末で、しかもWiMaxが使えるという事は(ブラウザは利用不可と制限がかかっているようですが)Kindle 3Gなみに、どこにいてもコンテンツを購入することができ、しかもかなり速いスピードでダウンロードが出来るはずです。

更に、この端末を一番主導しているBookLiveのサービスを実施しているのは凸版印刷。つまり印刷業界からの電子書籍端末、という事になるわけで、ある意味、今迄で最も出版社に近い立ち位置にいたところから出てきた専用端末、といえるかもしれません。

そんなわけで、まだ端末の詳細な仕様自体が謎に包まれていますので、端末やサービスそのものの評価はどうにも下しようがないわけですが、場合によっては出版社とタッグを組んで、一気にかなりの数の日本語コンテンツをそろえることが出来る可能性を秘めているわけです。価格も1万円を切るような低価格を実現していることから、個人的には、この端末が今後、日本国内の電子書籍産業では台風の目のようになって、状況を色々と動かしてくれればな、と期待しているところです。


とはいえ、そうしてほとんどすべての書籍がデジタル媒体で楽しめるようになるまでには、まだ少し時間があるでしょう。
ということで、私としてはこのブログで「自炊のススメ」をしていきたいと考えています。

自炊とは、「自分で書籍データを吸い出す」というところからきているようですが、要は、出版された書籍をスキャンしてデジタルデータとして取り込み、電子書籍として読める状態にすることを言います。
一時期、作家による集団訴訟などがあり、代行業者が訴えられたりしたこともあって、電子書籍に詳しくない方でも言葉自体は聞いたことがあるかと思います。

この訴訟で一般的なイメージはかなり悪くなってしまいましたが、書籍をスキャンして電子データにして「個人的に」楽しむ範囲内には完全な合法であり、一切違法行為に問われることはありません。
ですので、せっかくタブレットや電子書籍端末などを購入した際には、ぜひ、自分が読みたい本が電子書籍として売っていないから、とあきらめるのではなく、どんどん自炊して、今のうちに電子書籍に慣れておこう!というのが私の考えです。

ちなみに、私自身は約1年前に機材を購入して自炊を始めましたが、これまでに漫画を中心におよそ500冊ほどを自炊してきました。その経験からいうと、ユーザーの立場から見てメリットデメリットとしては、次のようなものが考えられると思っています。

自炊のメリット
・古い本でも自分の好きにスキャンできる。
・自分が本に書き込んだ情報も、そのまま電子化して残しておくことが出来る。
・紙が色焼けして変色してしまった古い本でも、スキャン時に色を調整して、きれいにすることが出来る。
・物理的になくすことが出来るので、本棚のスペースを劇的に少なくできる。
・紙のページをそのままタブレットなどで読むことになるため、漫画など、絵が中心のコンテンツに向いている。

自炊のデメリット
・自炊の場合、基本的には紙のページを画像またはPDFファイルとして電子化することになるため、EPUBなどの形式の電子書籍と違いリフロー(書籍のレイアウトはそのままに文字のサイズを変更し、ユーザーが読みやすい文字サイズで電子書籍を見せることが出来るようにする機能)には対応できない。
・リフローが聞かない為、拡大縮小時にはページに対してズームする形になり、読みにくくなってしまう。
・機材の使い方次第では、スキャン時にページが斜めになってしまったり、折れ曲がって巻き込んだりといったミスが発生する。またその場合にはスキャンしたデータそのものがおかしくなってしまい、修復できなくなる恐れもある。
・自分で書籍を裁断してばらす必要があり、またスキャン後にページの抜けがあるかどうか、チェックが大変。

といったところでしょか。
個人的には、スマートフォンの小さな画面では自炊の電子書籍を読むのはかなり大変です。
というのも、どうしても紙をスキャンした場合には、画質の問題があり、かなり大きなサイズのデータとして取り込まなければ文字や絵がにじみます。すると、たとえばハードカバーの本をスキャンした場合、ハードカバーサイズの文字をスマートフォンの小さな画面に表示しなければならず、ほとんど読むに堪える状態にはなりません。
ですので、スマートフォンの画面サイズだとリフローできるちゃんとした電子書籍が必須になってくるのですが、iPadなどタブレット端末のサイズの画面があれば話は別です。
10インチの画面サイズならば雑誌サイズの漫画をスキャンした物でも十分に細かい文字まで読めますし、7インチサイズや6インチのE-ink端末でも、ハードカバーの書籍くらいのものを読む分には全く支障ありません。

ですので、まだまだ出版社の動きが遅く、コンテンツの電子データが出そろっていない、とはいっても、自分でどんどんスキャンして、好きなものはどんどん楽しんでしまえ!と思うわけです。

ということで、それなりの長さになってきたので今回はこの辺で。
次回以降、数回に分けて写真も交えながら、自炊に必要な機器類やどのような手順でやるのかなど、具体的な方法について説明していければと思っています。


====================最近の気になるニュース
日本書籍出版協会、11月26日に東京・神保町で「著作隣接権」に関する一般向けシンポジウム開催、講談社・野間社長も
http://hon.jp/news/1.0/0/3877/

47の本棚
http://viewer.47news.jp/books/menu/






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